12月1日(水)に発売が間近に迫った『DYNAMIC CHORD vocalCD series 2nd Liar-S』。
11月1日に発売された[rêve parfait]のCDを聞かれた方も多いと思いますが、
前回の[rêve parfait]に引き続き、
シリーズの音楽プロデューサーを務める【あるるかん】様に突撃インタビューを実施!
Liar-Sメンバーとのこれまでの交流や今回のレコーディングの様子、
新曲「欠け続ける月」に対する想いなど、様々な事をお聞き致しました。是非ご覧下さい。
■ あるるかん
Profile:作詞・作曲・編曲家。音楽バンドAntistarではボーカル・ギターを担当。
有限会社コードエックス所属。
Q. 前回はインタビューにお答えいただき、誠にありがとうございました。
掲載後の反響や反応など、何かございましたか。
Twitterでは暖かいメッセージをもらいました。
DYNAMIC CHORDに所属するバンドたちを陰から支えてきたつもりですが、
そんな僕を評価してくれたり、応援してくれたりするファンの方がいらっしゃるのはとてもありがたくて、
自分の活動の支えになっています。
Q. 「DYNAMIC CHORD」のシリーズを通して楽曲をプロデュースされてきた
あるるかん様ですが、
全体を通して意識している点、大切にしている事などございましたらお教えいただけますでしょうか。
バンドは表に出ない部分で良いこと悪いこといろいろなことがたくさんあります。
メンバーそれぞれの個人的な出来事もありますし、メンバー同士の関係の中でもあります。
ベテランのKYOHSOでもベテランならではの悩みがありますし、若いメンバーには若さゆえの悩みがあります。
バンドの音は正直なので、そのせいでスタジオで音を合わせればしっくりいかないこともあるし、
逆に音を出すことで解決することもたくさんあります。
そういった中で僕にできることは彼らとコミュニケーションをとって悔いのない楽曲制作をしてもらうことです。
Q. 来月12月1日に新曲の発売を控えるLiar-Sですが、
Liar-Sとのこれまでの歩みや関係性、また何かエピソードがあればお聞かせ下さい。
Liar-Sとのエピソードで思い出すことといえば、
「グッバイ サブウェイ」のイントロに実際の電車の音が入っているのですが、
メンバーの誰かが電車の音を入れようぜって言うもんだから僕が録音しにいくハメになり、
本当に地下鉄の音を録りにいったんです。これどこかで言ったかなぁ笑。
とにかく、その地下鉄の音でかなりかっこよくなったのは事実です!
しかし、朔良の歌を録音したときは鳥肌が立ちました。最高の曲になると思いました。なりましたけど。
あと、「RISE’n SHINE」は千哉くんが徹夜明けに朝日を迎えながら思いついた歌らしいです笑。
でもそんな時こそ大切な人を思い浮かべるんでしょうね!
Q. そのLiar-Sの新曲「欠け続ける月」ですが、
プロデュースするにあたり、意識した事やメンバーに伝えた事などありましたらお聞かせ下さい。
この曲は最初に千哉くんがアコースティックギターでアイデアを持ってきてくれたんです。
ミドルテンポで雰囲気のあるコード進行でした。
スタジオでメンバーで合わせてみたのですが、どうも輝かない。
少し煮詰まってたんですが、芹くんが数ヶ月前に作っていた速いテンポの曲と合体させてみないかと言って、
うまく合わせてみたら全員がいいねって言って。
とてもバンドらしい過程を経て出来た曲なんです。
だから僕はどちらかというと見守っていたという感じで。。。でもそれが良かったと思っています。
Q. 今回の新曲、「欠け続ける月」の歌詞では、“サヨナラを選んだ”というフレーズが繰り返し登場し、
心に刺さるような感じを受けました。
また激しさを秘めつつもストレートに耳に入ってくる曲調も非常に印象的でした。
作詞・作曲がこれまでのLiar-Sの楽曲と同様、珠洲乃千哉さんとなっておりますが、
あるるかん様としては、どういった印象を持ち、その成立に向けてアドバイスされた事などあったのでしょうか。
千哉くんはあまり歌詞のイメージについて僕に詳しく説明することはないのですが、
僕はこの曲が悲しみに満ちている歌だとは思っていなくて、むしろ肯定しているような印象を持っています。
“選んだ”という言葉を使っているあたり主体的であるし、“君に出逢えたことが奇跡だ”と言っているあたりも肯定している気がします。
“出逢い”や“別れ”について歌っているのだとは思いますが、
僕はこの歌を聴くと、自分にとって本当に大切なものは大切にしなきゃ、といった気持ちになります。
彼の歌詞について何かこうした方がいいなんて言うことはないです。これまでも、これから先も。
Q. 完成した曲の魅力や聴き所など、お話いただけますでしょうか。
また、今回のレコーディングで何かエピソードや印象に残った出来事があればお教え下さい。
特に、ヴォーカル&ギターの檜山朔良さん、ドラムの結崎芹さん、そしてベースの榛名宗太郎さんとのやり取りや
レコーディング時にアドバイスした点、パフォーマンスについてのお話をお聞かせ下さいますか。
テンポが少し速いので、朔良は息継ぎに苦労してました。
でも何度もトライして、エモーショナルなヴォーカルを吹き込んでくれました。
その熱意には本当に頭が下がりました。
楽器陣も同様の苦労が多少ありましたが、
細かいことよりも演奏の勢いやかっこよさを失わないようにメンバーにはアドバイスしていきました。
ライブでとても盛り上がる曲になると思うので、ぜひライブを楽しみに待っていてください!
Q.最後に、12月1日の発売を楽しみにされているファンの皆様も多いと思います。
これまで応援してきて下さったファンの皆様はもちろん、
今、「DYNAMIC CHORD」のLiar-Sが気になっていて、初めて聴いて下さる新しいファンの皆様も沢山いると思いますので、
これまでのファンの皆様と、初めて聴いて下さるファンの皆様に、
それぞれメッセージをいただけますでしょうか。
「欠け続ける月」はLiar-Sらしい楽曲で彼らの魅力が詰まった歌だと思います。
音楽に対して真摯な彼らだからこそ生み出せたサウンドです。
ぜひこの「欠け続ける月」を聴いてください。
初めての方は、ぜひ今まで彼らが生んだ曲も聴いてください。そして、Liar-Sをライブで体感してくださいね。
■vocalCD概要
DYNAMIC CHORD vocalCD series 2nd Liar-S
発売日 :2021年12月1日(水)
価格 :2,000円+税(税込:2,200円)
封入特典 :差し替えジャケット
※ご予約の際には特典の有無などを各店舗様に直接ご確認下さい。
DYNAMIC CHORD vocalCD series 2nd特設サイト
■コピーライト
(C)arithmetic (C)honeybee black